九段|ミシュラン二つ星・食べログブロンズ懐石と、忘れられないラードご飯

東京で「本格的な」懐石料理をそれほど多く食べてきたわけではない(山崎はカウントしないとして)。友人が遊びに来たとき、待ち合わせの場所として九段を選んだ。ミシュラン二つ星食べログブロンズ、そしてTop 100入りという実績を持つこの店の全体的な体験は、期待を上回るものだった。

🧑‍🍳 大将は若い頃に海外で修行を積み、東京に戻って三つ星レストランで10年以上の経験を重ね、寿司店での修行も経た。

🥢 全体的なスタイルは穏やかで抑制が効いている。技術は教科書通りに感じられるが、料理の選択肢は驚くほど開かれている。例えば、牡蠣と蓮根はどちらも揚げ物だが、各食材の本質を際立たせるための全く異なる調理法が使われている。メニューには、魚の「頭側」の部位を使った鮪の手巻きも盛り込まれている——濃厚で満足感があるが、くどくない。

⭐️ 特に印象に残った料理:

すっぽんの茶碗蒸し——だしの香りが際立って芳しく、凝縮していた。プルプルの皮と肉が織り込まれ、全てが柔らかく、パサつきゼロ。

カワハギの肝醤油和え——肝醤油に魚の皮が混ぜ込まれ、それだけで食べてもちょうど良いバランスだった。

子持ちガニと松葉ガニ——どちらも美しい仕上がり。カウンターで焼かれた蟹の脚は、香りが空気を切り裂くほど鮮烈だった。

山形牛フィレのしゃぶしゃぶ——脂の香りがクリアで清潔感があり、野菜と一緒に火を通してもあくまでも軽く、脂っこくなりにくい。文句なしの出来栄え。

🍚 そしてフィナーレ:豚のラードで炊いた釜めし——この香ばしさと滋味深さは筆舌に尽くしがたい。

💰 蟹シーズンのメニューは一人44,000円+10%。量は十分で、満足感のレベルはちょうど良かった。日本酒リストは大きくないが、飲んで楽しむには十分な量がある。

➕ カウンターには中国語を話すスタッフが一人いて、非常に歓迎されている感じがした。

比較的予約が取りやすい懐石として、「今日何を食べるか迷ったとき」のリストに入れておく価値は十分にある。

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